ゴールデンウィーク(以下:GW)はいかがお過ごしでしょうか?3年ぶりに自由度の高いGWとなり、旅行や外出など目いっぱい楽しんで、リフレッシュされている方も多いのではないでしょうか?
リフレッシュできる一方で、普段の生活リズムとは程遠い生活をされおり、「いつものリズムに戻れるかな?」とGW明けが既に憂鬱になっていらっしゃる方も少なくないですよね?
普段の生活リズムを取り戻すのは簡単ではありません。生活リズムが崩れると、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどが引き起こされる可能性があります。
今回の記事では、生活リズムを取り戻すための、この週末の過ごし方に関するヒントを紹介します。是非、憂鬱を吹き飛ばしGW明けからハイパフォーマンスで過ごすためにも、参考にしてみてください。
ブルーマンデー症候群
ブルーマンデー症候群という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
「休み最終日の夕方ころから休み明け初日の出勤にかけて生じる憂うつな気分」のことを指します
日本では「サザエさん症候群」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。日曜日の夕方サザエさんが放送されると、『あ~、明日から仕事か』と気分が憂鬱になるあの状態の事です。
じゃあ何故ブルー”マンデー”なのか?
月曜日の朝は特に強い憂鬱に襲われるために注意が必要なためです。
実際に、早稲田大学の調査によると、ビジネスマンの自殺は月曜日の朝、特に通勤時間帯が最も多いことが分かっています。これを避けるためには、週末中にしっかりと睡眠を取り、生活リズムを整えることが大切です。
具体的には、週末の夜更かしは控え、同じ時間に寝て同じ時間に起きる生活を続けることが理想です。しかし、生活がバラバラになってしまうこともあるかもしれません。
「休み最終日の夕方ころから休み明け初日の出勤にかけて生じる憂うつな気分」のことを指します
日本では「サザエさん症候群」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。日曜日の夕方サザエさんが放送されると、『あ~、明日から仕事か』と気分が憂鬱になるあの状態の事です。
じゃあ何故ブルー”マンデー”なのか?
月曜日の朝は特に強い憂鬱に襲われるために注意が必要なためです。
実際に、早稲田大学の調査によると、ビジネスマンの自殺は月曜日の朝、特に通勤時間帯が最も多いことが分かっています。これを避けるためには、週末中にしっかりと睡眠を取り、生活リズムを整えることが大切です。
具体的には、週末の夜更かしは控え、同じ時間に寝て同じ時間に起きる生活を続けることが理想です。しかし、生活がバラバラになってしまうこともあるかもしれません。
理想は「毎日同じリズムで生活すること」
平日も休日も関係なく同じ時間寝て、同じ時間に起きる生活を続けることが理想です。そもそも、平日・休日と区分は社会の仕組みで、人間の体の仕組みとは関係ありませんので、毎日規則正しく生活することが、心身のハイパフォーマンス状態を保つ秘訣であることは間違いありません。
ただし、そうは言っても、そんなにきっちり生活できる人なんて早々いませんし、仕事の都合や家庭の事情などにより生活時間がバラバラになってしまう事もあるかと思います。
平日は残業や育児などでまともに寝られない、休日に寝ないと1週間持たない。もしくは、休日にやりたいことがあるのに体が動かないから寝てしまうなんて方もおられかもしれません。
しかし、寝だめにはどれだけの効果があるのでしょうか?
ただし、そうは言っても、そんなにきっちり生活できる人なんて早々いませんし、仕事の都合や家庭の事情などにより生活時間がバラバラになってしまう事もあるかと思います。
平日は残業や育児などでまともに寝られない、休日に寝ないと1週間持たない。もしくは、休日にやりたいことがあるのに体が動かないから寝てしまうなんて方もおられかもしれません。
しかし、寝だめにはどれだけの効果があるのでしょうか?
寝だめに関するメリット・デメリット
スタンフォード大学の研究で寝ダメに関する報告があります。概要をお伝えします。
被験者は少ないのですが、8名の被験者の実験前の平均睡眠時間は7時間36分でした。実験内容は、10時間は明るい部屋で普段通り生活、14時間は暗い部屋でベッドに横になるという実験。実験開始当初は平均12時間くらい寝ていましたが、3週間ほど経過すると平均睡眠時間は8時間15分に落ち着いていきました。そしてこの実験期間中被験者たちの気分や活力は劇的に向上し、幸福感も増したそうです。
この実験から分かること。
・実験前の7時間36分という睡眠時間では、被験者たちの気分や活力は十分じゃなかった。およそ40分間の睡眠負債を抱えていた。
※睡眠負債とは睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態です。
・適正な睡眠時間になるのに約3週間ほどかかるということ。つまり週末に寝だめするだけでは十分じゃないということ。
え!?じゃあ週末に寝だめするのは意味がないのか?というと、そうでもないらしいのです。
<メリット>
・1週間ずっと寝不足よりも週末に寝だめをする方が死亡率は低くなる
・寝不足の人は寝不足でない人に比べ死亡率が2.4倍になる。
<デメリット>
・体内時計がずれてしまい、生活リズムが崩れる。すると平日、更に活力が低下する。
・糖尿病のリスクが上がるなど生活習慣病のリスクが上がる。
その他の報告によると
「休日に朝寝坊(平日よりも2時間以上遅く起きる)した人」は、「平日と同じ時間に起きた人」に比べ、月~火曜日の疲労度と眠気が、かなり増してしまい、金曜日にようやく元のレベルに回復するということが分かっています。
<結論>
寝だめにはメリット以上にデメリットもある。週末の寝だめは2時間以内!
被験者は少ないのですが、8名の被験者の実験前の平均睡眠時間は7時間36分でした。実験内容は、10時間は明るい部屋で普段通り生活、14時間は暗い部屋でベッドに横になるという実験。実験開始当初は平均12時間くらい寝ていましたが、3週間ほど経過すると平均睡眠時間は8時間15分に落ち着いていきました。そしてこの実験期間中被験者たちの気分や活力は劇的に向上し、幸福感も増したそうです。
この実験から分かること。
・実験前の7時間36分という睡眠時間では、被験者たちの気分や活力は十分じゃなかった。およそ40分間の睡眠負債を抱えていた。
※睡眠負債とは睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態です。
・適正な睡眠時間になるのに約3週間ほどかかるということ。つまり週末に寝だめするだけでは十分じゃないということ。
え!?じゃあ週末に寝だめするのは意味がないのか?というと、そうでもないらしいのです。
<メリット>
・1週間ずっと寝不足よりも週末に寝だめをする方が死亡率は低くなる
・寝不足の人は寝不足でない人に比べ死亡率が2.4倍になる。
<デメリット>
・体内時計がずれてしまい、生活リズムが崩れる。すると平日、更に活力が低下する。
・糖尿病のリスクが上がるなど生活習慣病のリスクが上がる。
その他の報告によると
「休日に朝寝坊(平日よりも2時間以上遅く起きる)した人」は、「平日と同じ時間に起きた人」に比べ、月~火曜日の疲労度と眠気が、かなり増してしまい、金曜日にようやく元のレベルに回復するということが分かっています。
<結論>
寝だめにはメリット以上にデメリットもある。週末の寝だめは2時間以内!
日曜日の朝が鍵!
GW最終日、「GW中の疲れを取って明日からの1週間耐え抜くために、寝れるだけ寝るぞ」と考えている方、絶対やめて下さい!
毎日同じ生活リズムも難しい、週末の寝だめもあまり効果的でないとなると、八方塞がりです。実際どうすれば良いのか?
【日曜日の朝は、月曜日の起床すべき時間に起きる】ようにしましょう。
日曜日の朝は多少つらいかもしれませんが、仕事ではないので、いくらでも調整が効きます。軽い運動やストレッチなどをして過ごすとより良いですね。そして夜は早めに就寝します。
その代わりと言っては何ですが、【金曜日や土曜日の夜は夜更かししてもOK!】です。その間にやりたいことなど自分の好きたことを好きなだけやって心を満足させてあげて下さい。
このような工夫をすることで、GWを最後まで楽しみ、月曜日の朝もスッキリと目覚めて仕事に向かうことができます。
毎日同じ生活リズムも難しい、週末の寝だめもあまり効果的でないとなると、八方塞がりです。実際どうすれば良いのか?
【日曜日の朝は、月曜日の起床すべき時間に起きる】ようにしましょう。
日曜日の朝は多少つらいかもしれませんが、仕事ではないので、いくらでも調整が効きます。軽い運動やストレッチなどをして過ごすとより良いですね。そして夜は早めに就寝します。
その代わりと言っては何ですが、【金曜日や土曜日の夜は夜更かししてもOK!】です。その間にやりたいことなど自分の好きたことを好きなだけやって心を満足させてあげて下さい。
このような工夫をすることで、GWを最後まで楽しみ、月曜日の朝もスッキリと目覚めて仕事に向かうことができます。
参考
睡眠の教科書 増補第2版 | ニュートンプレス
睡眠時間と死亡率 - 週末の睡眠は重要ですか?- オーカーシュテット - 2019 - 睡眠研究ジャーナル -
睡眠関連障害と全身性疾患をめぐって 3)社会的ジェットラグがもたらす 健康リスク
『働くあなたの快眠地図』
週末の睡眠は概日期を遅らせ、翌週の眠気を増大させる - テイラー - 2008 - 睡眠と生物学的リズム - ワイリーオンラインライブラリ (wiley.com)
睡眠時間と死亡率 - 週末の睡眠は重要ですか?- オーカーシュテット - 2019 - 睡眠研究ジャーナル -
睡眠関連障害と全身性疾患をめぐって 3)社会的ジェットラグがもたらす 健康リスク
『働くあなたの快眠地図』
週末の睡眠は概日期を遅らせ、翌週の眠気を増大させる - テイラー - 2008 - 睡眠と生物学的リズム - ワイリーオンラインライブラリ (wiley.com)