有料老人ホームでのグループフィットネス

ポールエクササイズ2

Positive Aging Fitnessでは、企業や医療・介護施設、高齢者住宅などでのグループフィットネスも承っています。対面型だけでなく、オンラインでの対応ももちろん可能です。新型コロナウィルスなどの感染症の流行期間はオンラインで、落ち着いたら対面でといったハイブリッドなご利用も対応で、従業員様や入居者様の健康を途切れることなくサポート致します。

有料老人ホームとは?

有料老人ホームイメージ
有料老人ホームとは、高齢者が日常生活を送る上で必要な介護や生活支援を提供する施設のことです。食事の提供、介護(入浴・排泄など)の提供、洗濯・掃除等の家事の供与、健康管理のうち、いずれかのサービス(複数も可)を提供している施設とされています。また、看護や介護などの専門スタッフが常駐しているため、入居者は健康管理や医療面でのサポートを受けることができます。

有料老人ホームに入居している方の介護度は、人それぞれ異なります。一般的には、身体的な自立が困難になっている高齢者が入居することが多く、車椅子や杖を使用しての移動が必要な方、認知症が進行している方、病気や障害がある方などが入居しています。
ただし、入居者全員が介護度が高いわけではなく、自立して生活できる方も多く、共同生活を楽しみながら、サポートが必要なときには専門スタッフが支援するという形態をとっている施設もあります。

レベル別に対応したグループフィットネス

セラバンドトレーニング
前述のように、一口に有料老人ホームと言っても、そこに入居されている方の介護度は様々です。また、同一法人内の施設であっても、その様子は全く違います。

実際に昨日訪問させて頂いた2つの施設は、同一法人で運営されておられます。
A施設でグループフィットネス参加者は比較的自立度が高く、筋力や日常生活能力(ADL)の低下こそあれ認知面はしっかりされている方がほとんどです。

一方で、B施設での参加者は、A施設に比べると、筋力やADLの低下だけでなく、認知面の課題も見られるかたが半数以上を占めています。

両施設に同じプログラムを提供して、果たして『期待する効果が出るのか?』

もちろん答えは『NO』です。

そのため、Positive Aging Fitnessでは、参加者のレベルに応じた目標設定を行い、実施する内容はもちろん、声掛けや参加者との雰囲気作りまで、柔軟に対応を変化させながら実施しております。

事例紹介

歩行能力の変化
簡単に事例を1施設紹介します。

C施設では、自立度の高い平均年齢79.5歳±3.92の男女9名の方が参加してくださっていました。
基本的なADLは全て自立されておられる方々でしたが、歩行能力に関して転倒があるなど少し課題をお持ちの方々でした。

そこで、半年間歩行能力の改善に向けグループフィットネスをスタート。

結果は、画像の様に
2Step値は0.4ポイント
4ⅿ歩行は-0.55秒
(歩行速度:1.28ⅿ/秒→1.55m/秒)

と改善が見られました。

※2Step値とは、2歩幅(㎝)÷身長(㎝)で求めらる値で、1.3未満は移動能力の低下が始まっている状態です。
※75~79歳の平均歩行速度は男性1.08ⅿ/秒、女性0.95m/秒